下鴨納涼古本まつり

このワードを見たとき、行くしかない、思った。

お盆休み前が結構ハードだったもので(いつもだろ)ちょっと体調を崩したりで出かけるテンションに持って行けずしていたが、何とか出かけることができた。下鴨は京阪出町柳からすぐなので、宇治線から乗り換え1回で行ける。出町柳まで乗ったのはだいぶ久々だったけど、下鴨までそんなに時間かからずに行けるんだなと再認識。もうちょっとたまに行ってもいいのかも。糺の森の雰囲気は結構好き。京都御所もそろそろ訪れたい。

ちょっと覗きに行きたいなくらいの気持ちでいったが、まぁそれなりには買うかもな、という気持ちあった。狙いは特に決めてないが、詩集とか短歌集とか今は欲しいかな。

到着してみたら想像以上の規模感だった。入口?から一番奥がよく見えない。そして人も想像の3倍くらいいる。雨上がりだったのもあり、人混みと湿気でくらくらする感じ。本の量も圧倒的で、目が追い付かないくらい。本のほかにも、版画とか古い地図とか古い切符とか、CDとレコード、焼き物や小さな箪笥も目にした。やばい。いろいろほしくなってしまう。うろうろと本を見ていると、タイトルがわかりやすい歴史系とか民俗系とか宗教系とかがよく目に入ってくる。あと美術、音楽、工芸もなかなか多い。さすが京都。小説とか短編集とかも相当な量があるんだろうけど、ああいうのはタイトルが抽象的なのでどうも目に入ってこない。僕の目がないだけだが。そのせいもあり、買ったラインナップは知識系?ばかりになった感じだ(本稿の最後に紹介します)。次回はもっと短編集とか詩集とかそういうのも狙いたい。最終日以外は17時半までやってるが、16時くらいに着いたので結局全部は見きれなかった。物量なめてた。

京都にも古本屋がいっぱいあるのはなんとなく知っていたし、見かけたこともあるが、なんとなく怖くては入れてなかった。古本は好きだけど、入ったらなんか若い変なのが冷やかしに来たなとか思われたら怖いし。でも今回の古本祭りで、なんとなく次見かけたら入りやすくなるような気がした。とはいえ、買って読んでない本、相当あるから読み進めないと・・・。


今回買った本のラインナップはこんな感じ。

「禅による生活」はなんとなく禅には興味があり、すっごく簡単な禅語の本も読んだことがあるので手に取ってみた。中をペラペラめくった感じはさっぱり訳が分からん状態だけど、とにかく読んでみようと思う。

「慈眼」は湧口幸子による歌集。聞いたこともない人だったけど、手に取ってめくってみた感じ、リアリズムな感じの歌だなと感じたのと、どういうときに詠んだものなのか書いてあること、旅行した時のものがよさげな感じだったので買ってみた。あと装丁が素敵。カバーの中は赤い布地に銀の詩集でタイトルなどが記してあるというのもなかなか良き。

「温泉♨法則」は深く考えず買った。温泉は好きで、入るときになんとなく成分とか書いてある表を見るけど、ちんぷんかんぷんで、そういう時の解像度上がりそうなので買ってみた。めくってみた感じはなかなか面白そう。

「フランス現代哲学の最前線」哲学はさっぱりわからないが、ペラペラめくったときにヴァルターベンヤミンという字が見えたのでなんとなく買った。哲学は興味ないわけではないけどなかなか頭が追い付かない。いろいろググりながら読むことになるだろう。話がちょっとずれるが、ベンヤミンの著書は「複製技術時代の芸術」だけ持っていて、「写真小史」と「パサージュ論」をそろそろ入手したい。

「いろはかるたの本」はかるたになっている誰でも知ってるようなことわざをけっこうちゃんと解説してあるっぽくて面白そう。

ほぼすべて300円以下(あるいは100円)とかの本なので、全然買った感がない。700円で尻込みした本もあったけど、次回は1500円以下くらいは何も考えず買っちゃってもいいかなって後になって思う。とにかく、10月にも百万遍のあたりであるようなので、それまでに頑張って全部読もうと思う。

100円で売ってたのでレコードも買ってしまった。まだ再生機器ないのに・・・。レコード再生環境も早めに構築したい。


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